せっかく麺を茹でたのに、食べるタイミングを逃してしまった、伸びてしまったらどうしようと後処理に困ることはないでしょうか。
今回は、創業から74年続く津村製麺所が茹でた麺を伸ばさない方法を直々に教えます。
一般的な茹でた麺が伸びない方法と、麺の種類ごとに茹でた麺の保存方法・解凍方法もご紹介しているので、ぜひご家庭で実践してみてください。
目次
【食べる時間別】茹でた麺が伸びない2つの方法
茹でた麺を伸ばさないようにする方法は、麺を食べるタイミングで異なります。
家族の帰宅時間がズレた場合など、麺を茹でるタイミングが少し早かった際には、麺を極力いじることなく少しでも麺が伸びないようにしたいですよね。
また、急に献立が変わり茹でてしまった麺を今日中に食べられない場合は、次の日以降も美味しく食べられるようにしたいところです。
今回は、2つのパターンで茹でた麺が伸びない方法をご紹介します。
【1時間以内に食べる場合】茹でた麺が伸びない2つの方法
1時間以内に食べる予定のある、茹でた麺が伸ばさないための方法は2つあります。
- 粘性のあるスープやソースなどに絡めて冷蔵保存する方法。
- ゆで時間を短くして早めにお湯から上げる方法
麺が伸びる理由は、水分が麺から逃げてしまったり、反対に麺に水が入り込んで膨張してしまったりするためです。
麺の乾燥・膨張を減らすためには、ソース等で麺を乾燥から守ったり、ゆで時間を短くして膨張しても美味しさが損なわれないようにしたりする工夫が必要になります。
【次の日以降に食べる場合】茹でた麺が伸びない4つの方法
- 麺を冷蔵・冷凍する場合は、ゆで時間を出来る限り短くする。
- 麺同士がくっつく前に麺を流水で洗う。
- ラップやジップロックで空気が入らないように入れる。
- 食べるタイミングに合わせて、冷蔵庫・冷凍庫に入れて保存する。
麺を冷凍・冷蔵保存する場合の目安は以下のようになります。
- 冷蔵保存:1日で食べる場合
- 冷凍保存:1ヶ月以内に食べる場合
食べるタイミングに合わせて冷蔵するのか、冷凍するのかを決めましょう。
冷蔵・冷凍保存のおすすめポイントは、粘性のあるソースやスープを使わない麺料理を作ろうとした場合にも活用できる点です。
但し、あくまで目安なので、1番は茹でた直後に食べることが美味しいということは忘れないでください。
また、茹でた麺の種類ごとに、保存方法・解凍方法が異なるため、茹でた麺が伸びない2つの方法と合わせて、実践してみてください。
【麺の種類ごとに解説】茹でた麺の保存方法・解凍方法
麺によって、最適な茹でた麺の保存方法と解凍方法をお伝えします。
茹でた麺が伸びない2つの方法を実施したうえで、麺の種類ごとに保存方法を変えてみてください。
- そうめん・・・水気をよくとり、ジップロックなどで冷凍保存。解凍方法は冷凍のまま茹でる。
- うどん・・・ラップなどで乾燥を防ぎ、流水でくっつきをとった後に冷凍する。解凍方法は電子レンジ。
- パスタ・・・早めに湯から上げ、オリーブオイルを絡め、ラップなどで乾燥を防ぐ。解凍方法は電子レンジ。
- ラーメン・・・水気を良く切って、ジップロックなどで冷凍保存する。解凍方法は冷凍のまま茹でる。
麺が伸びてしまっても美味しく食べる方法
仮に茹でた麺が伸びてしまっても麺を美味しく食べるためには、温かい器を使用し、温かい汁で食べてみてください。
麺を冷蔵・冷凍保存しても乾燥が気になる場合は、汁気たっぷりにして食べることで乾燥が気になりにくくなります。
解凍後に切れやすく、ボソボソ感のある麺になってしまった際は、温かくして食べるといいでしょう。
また、温かい麺の場合は、器まで温めておくと伸びにくくなるため温かい器で食べてみてください。温度差がなくなるため、乾燥しにくくなります。
まとめ
茹でてしまった麺を伸ばさないようにする方法は、食べるタイミングによって変わります。
- 粘性のあるスープやソースなどに絡めて冷蔵保存する。
- ゆで時間を短くして早めにお湯から上げる。
- 麺を冷蔵・冷凍する場合は、ゆで時間を出来る限り短くする。
- 麺同士がくっつく前に麺を流水で洗う。
- ラップやジップロックで空気が入らないように入れる。
- 食べるタイミングに合わせて、冷蔵庫・冷凍庫に入れて保存する。
一番は茹でた直後に食べることが美味しいです。緊急の場合にご家庭で取り入れてみてくださいね。
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