「ひやむぎ」は一般家庭では馴染みがない食材ではあると思いますが、見た目はそうめんに似ていることから、よく間違われてしまいます。
そうめんとひやむぎは明確な違いがあり、味も製法によって変わります。
そこで、創業70年以上を誇る津村製麺がそうめんとひやむぎの違いを解説し、美味しい麺の選び方まで教えます。
この記事を参考に美味しい麺と出会ってみましょう。
「そうめん」と「ひやむぎ」の違い
JAS(日本農林規格)のサイズ | |
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そうめん | 長径1.3mm未満 |
ひやむぎ | 長径1.3mm以上 1.7mm未満 |
参考:JAS(日本農林規格)
そうめんとひやむぎは「乾めん」と「手延べ干しめん」がありますが、それぞれの規定は、同じく太さによる違いです。
そうめんとなまむぎは、製法や材料によって違うのでは?と考えられがちですが、実は太さによって違うだけなんです。
材料はそうめん・ひやむぎともに小麦・水で作られており、太さによって名称が違ってきます。
規定は、乾めん類JAS規格(任意法)・乾めん類品質表示基準(強制法)でしっかりと書かれており、ほかにも「きしめん」と「うどん」の違いについても太さだけで名称が分かれています。
「そうめん」と「ひやむぎ」の味の違い
そうめんとひやむぎは太さにあるとわかった今、味に違いがあるのでしょうか?
使用している食材に違いがなければ、そうめんとひやむぎの味は大して変わらないでしょう。
しかし、味や食感に違いが出るのは「製法」です。麺類には乾麺、生麺がありますが、同じ麺の太さでも味が変わります。
ここで、乾麺と生麺にはどのような違いがあるのか表にまとめたので参考にしてみてください。
生麺 | 乾麺 | |
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食感 | 香り高くコシがある | ムラなくゆでられ、もちっとしている |
賞味期限 | 数日間~1ヶ月程 | 半年以上 |
茹で時間 | 1~4分 | 7~9分 |
津村製麺がおすすめするのは、断然「生麺」。小麦粉の風味や素材を最大限に味わうなら圧倒的に乾麺との差がでます。
なぜ、私たちがこんなに生麺をおすすめするのか紹介しましょう。
乾麺より生麺がおすすめ
津村製麺では、生ひやむぎを売り出す際に、乾麺・半乾燥麺・生麺の3パターンで比較実験を行いました。
その結果、生麺の食感や香りがダントツに美味しいと社内で満場一致したので生麵を販売すると決めました。
賞味期限が短いため扱いづらさを感じる方も多い生麺ですが、その分「手間をかける価値のある美味しさ」を実感できると確信したからです。
素材のおいしさや香りの違いを楽しめる生麺は、「そうめん」と「ひやむぎ」の味の違いがダイレクトに感じられるでしょう。
おすすめの「ひやむぎ」を紹介
津村製麺の生ひやむぎは、「いつ食べても美味しいと思えるよう作る」ことを大切にしているため、「食べたい季節」があるのではなく、「いつでも食べたい」料理です。
お客さんから頂く声は、子ども・大人関係なく、「食事を嫌がる子なのに、津村製麺のひやむぎはお皿が空になる」「娘からは次買おうとせがまれる」「香川出身で麺類にはうるさいけど、手軽に楽しめるめちゃくちゃ美味しい麺」など、好評いただいています。
小麦・塩・水しか使っていないからこそ、厳選した素材のうまさがダイレクトに伝わるひやむぎです。
日持ちさせるための「保存料」や「添加物」をいっさい使わずに作り上げる麺を、ぜひ生麺で味わっていただきたいです。
生ひやむぎの買い方がわからない方はこちらも参考にしてみてください。
津村製麺では3種類の「生ひやむぎ」を用意しています。
表の左から
- 北海道清里産小麦「きたほなみ」と「麺職人の塩46億年」でつくられた「無敵の切麦-オホーツク生ひやむぎ」
- オホーツク管内の小麦で作られた「だし薫るオホーツク生ひやむぎ」
- シンプルではじめてにの方にオススメな「生ひやむぎ」
製造日から20日間も賞味期限があり、さらに冷凍保存もできる商品のため、「試したいけど食べたいタイミングで食べたい!」という方にもオススメです。
津村製麺の生ひやむぎまとめ
今回は、製麺所が教えるそうめんとひやむぎの違いについてご紹介させていただきました。
「そうめん」と「ひやむぎ」の違いは太さによるモノで、しっかりと規定も定まっています。さらに、味は製法によって異なります。
この記事を参考に、津村製麺で様々な麺を楽しんでみてくださいね。
津村製麺の生ひやむぎ