製麺所が伝授する生麺の保存方法!美味しく食べるための知識

生麺は冷蔵保存が基本です。

しかし、保存方法によっては同じ冷蔵庫に入れていた生麺でも片方は美味しく、もう片方は美味しくない麺になってしまうことも。

もちろん冷凍保存で長期間保存も可能ですが、保存方法が異なると同じく品質に差が出ます。

そこで、四国出身の初代がこだわった麺のコシを生かし、創業70年以上も麺の製法を守り研鑽し続けている津村製麺所が、生麺の保存方法をご紹介します!

弊社は生麺を主に取り扱っており、麺のコシ・香りの高さを活かして製麺しています。せっかくの生麺ですから、美味しく食べるための保存方法をしっかり覚えていってください。

生麺を【冷蔵庫】で保存する場合

基本的に、生麺は冷蔵保存です。

生麺の袋にも書かれていると思いますが、10℃以下の冷所に保存し、賞味期限内に食べてください。賞味期限以内が一番美味しく食べらえる期間です。

だいたいの生麺の賞味期限は製造してから10〜20日、保存料が入っている場合でも20日程度。

また、冷蔵庫保存する際の注意点は、冷蔵庫の手前に入れないこと。

冷蔵庫は開ける頻度が高いため外気と触れる機会が多く、急な温度変化によって結露が起きてしまう可能性が高いです。

結露は生麺の袋に発生し、生麺に余分なつい分がついてしまいがちで、せっかくの香り高くコシの強い生麺のおいしさが損なわれてしまいます。

冷蔵庫で保存する際は、結露が起こらないように外気に触れにくい冷蔵庫の奥か、野菜室を使用してください。

冷蔵庫で生麵を保存する際のポイント
  • 賞味期限内で食べる生麺が一番おいしい
  • 製造してから10〜20日程度が賞味期限
  • 保存するのは野菜室か冷蔵庫の奥

生麺を【冷凍庫】で保存する場合

生麺を【冷凍庫】で保存する場合

冷蔵保存がおすすめされる生麺ですが、商品によっては冷凍保存も出来ます。

冷凍庫に入れる際、臭いが強いモノの近くに置いてしまうと、せっかくの生麺の上品な小麦の香りが台無しに。

他にも、重たかったり固かったりするモノを生麺の上に置くと、生麺が折れ、短くて食べにくい麺になってしまいます。

気になる賞味期限ですが、生麺は冷凍したとしても、賞味期限がなくなる訳ではありません。あくまでも成熟度が落ちるだけ。そのため、冷凍したとしても1か月以内に食べると安心です。

冷凍した生麺を食べる際は、解凍してはいけません。凍ったまま、沸騰したたっぷりの湯で茹でてください。解凍をしてしまうと、麺同士がくっつき美味しくない麺になってしまいます。

冷凍庫で生麵を保存・食べる際のポイント
  • 冷凍してから1カ月以内で食べたほうがいい
  • 匂いの強いモノの傍に置かない
  • 固い・重いモノを麺の上に置かない
  • 食べる時は冷凍したまま茹でる

これってまだ食べれるの?

生麺の特徴は、乾麺に比べて賞味期限が短いことです。

常温・冷蔵保存のまま賞味期限を迎えてしまうと、生麺が食べられない状態になることも。賞味期限が切れたばかりであれば食べられないこともありませんが、カビや異臭・変色している場合は食べないでください。

麺の一部だけ変質しているからといって、変質した部分だけを取り除いて食べるのも大変危険。

「まだ食べられるかな?」と思ってしまったら、麺に何かおかしい部分があるということですよね?少しでも危ないと思ったら、もったいないですが、あきらめるのも肝心です。

美味しく食べる生麺の茹で方

美味しく食べる生麺の茹で方

生麺を美味しく食べるには、袋に書かれた通りのゆで時間通り・作り方通りに茹でるのが良いです。麺によっては茹で方が載っていない麺もあるかもしれません。

ご紹介する生麺の茹で方は、北海道北見市にある津村製麺所直伝の茹で方です。生麺を多く取り扱っている製麺所の直伝の茹で方をご紹介します。

美味しく食べる生麺の茹で方
  1. 水を鍋に入れて湯を沸かす。
  2. できるかぎり付着している粉を落とし、生麺を鍋に入れる。
  3. 麺同士がくっつかないように箸で軽くかき混ぜる。
  4. 麺がほぐれたらかき混ぜるのをやめ、袋に記載されている時間通りに茹でる。
  5. ざるに上げて、水でぬめりが取れるようにしっかりと洗う。
  6. 生麺を氷水で数秒しめる。

生麺の特徴は、香りと強いコシ。賞味期限の長い乾麵よりも魅力的な美味しさが生麺にはあります。

生麺の魅力を生かし、美味しい麺料理を食べるために美味しい茹で方をマスターしましょう。

まとめ

生麺を保存するには、袋に書かれた通りの保存方法が間違いなしです。

しかし、常温・冷蔵庫での保存では、生麺特有の短い賞味期限内に食べられないこともあります。その場合は、冷凍庫に保存しましょう。

私達、津村製麺所では様々な生麺の製麺を取り扱っています。生麺として知られているラーメン・そば・うどん・パスタ・焼きそばだけでなく、ひやむぎも。

まとめ

四国の香川出身の初代から受け継がれた麺のコシと、津村製麺所が工場を構える北海道オホーツクの香り高い小麦。麺づくりに必要な、小麦・塩・水・麺つゆ、すべてにこだわった製麺を続け、津村製麺所は創業70年を超え、地元に愛される製麺所になりました。

実は、津村製麵所は生ひやむぎが一番人気です。2015年ミラノ国際博覧会で出店するほど美味しさが認められた商品で、生ひやむぎを日常使いとして段ボール買いされる方も多くいらっしゃいます。

津村製麺所の生麺をご家庭でもお楽しめ頂けるように、オンラインショップのご用意があります。

北海道北見市に足をお運びいただく機会がございましたら、津村製麺所に併設されたTUMUGU Labo(つむぐラボ)で津村製麺所の麺を使用した麺料理が味わえます。だし・食材にこだわった料理をご賞味ください。

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