お腹に優しい!消化の良い麺の種類やレシピを麺屋が解説

麺には様々な種類がありますが、その中でも消化に良いとされている麺類は、生麺のうどん・ひやむぎ・そうめんがあります。

今回は、なぜこの麺類が消化にいいとされているのか、消化にいい麺レシピを創業74年の歴史を誇る津村製麺所が解説していきます。

調子がよくない、健康的な生活をしたい方の参考になれば幸いです。

消化が良いとされている麺類

消化が良いとされている麺類

消化に良いとされている麺類は、生麺のうどん・ひやむぎ・そうめん

反対に、消化に良いと言えない麺は、蕎麦・中華麺・スパゲティなど、食物繊維や油が多く含まれた麺類です。

人間は食べ物を消化する際に時間がかかります。胃でも消化には約2〜3時間かかるため、最終的に排出されるまでに24〜72時間程度かかってしまうと言われています。

消化する時間にムラがある理由は、胃腸の状態や脂質の多さに左右されることが多いです。

例えば、脂質の多い油を多用した揚げ物は胃で消化をするためには通常の消化時間の2倍である4〜5時間程度かかるのだとか。

そのため、製麺時に油が不要な、生麺のうどん・ひやむぎ・そうめんなどの麺類が消化に良いといわれているのです。

麺をより消化に良い料理にする3つのポイント

麺をより消化に良い料理にする3つのポイント

消化に良い麺を、さらに消化に良い料理にするポイントは、3つです。

  1. 脂質が少ないさっぱりとした味付けで調理する
  2. 食物繊維が少ない副菜と合わせる
  3. 乾麺より油不使用の生麺を選ぶ

どのように麺を調理することで消化に良い料理になるのか、詳しくご紹介します。

1.脂質が少ないさっぱりとした味付けで調理する

消化によい麺料理にするためには、脂質が少ないさっぱりとした味付けで調理をしてください。

一般的に、油・バターなどを使用したラーメンやパスタソースが消化に良くないイメージがありますよね。みなさんのイメージ通り、油やバターやお肉の脂身に多く含まれる脂質は、胃腸の負担に繋がります。

うどん・ひやむぎ・そうめんといった消化に良い麺類を食べる際も、出汁の美味しさが伝わる優しい汁でさっぱりと食べると、消化に良いです。

2.食物繊維が少ない副菜と合わせる

消化に良い食べ物として野菜のイメージもあると思いますが、野菜の中でも固く、食物繊維が豊富な食べ物も消化に良くありません。

固い野菜は消化に時間がかかってしまい、さらに食物繊維は胃腸で消化が出来ないため、胃腸の負担に繋がります。

そのため、セロリ・アスパラガス・白菜・海藻類・芋などは胃腸に負担がかかってしまいます。

より消化のいい麺料理にするために、付け合わせの野菜はカブ・大根・キャベツ・かぼちゃ・人参・カリフラワーなどを使用してください。

3.生麺を使った麺料理を作る

麺には、乾麺と生麺がありますが、より消化の良い麺は生麺です。

乾麺とは、麺から水分をとばして乾燥させることで賞味期限を長くした麺のことで、美味しさを保つために製麺時に表面を油でコーティングされています。

生麺は、賞味期限が乾麺よりも短いですが、不要な油が使用されていない事が多いです。

油は消化に悪いため、乾麺よりも油でコーティングをしていない生麺の方が消化が良い料理になります。

消化の麺料理レシピ3選

体調崩しているときや胃腸の調子が悪い時に作りたい、消化に良い麺料理をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

1、汁のとろみで体が温まる「梅にゅうめん」

1、汁のとろみで体が温まる「梅にゅうめん」

材料(2人分)

・生ひやむぎ(2人前) ・麺つゆ(パッケージに書かれた適量) ・ポリ袋 ・鶏胸肉(160g) ・下味用(塩…少々・酒…小さじ2) ・梅干(4個) ・片栗粉(適量)

『梅にゅうめん』のレシピ

  1.  ポリ袋に、鶏胸肉を薄く削ぎ切りにして入れ、塩と酒を揉み込む。
  2. 1に種を抜いた梅干しを2個ちぎって入れ、片栗粉を加えて揉む。
  3. 麺つゆと、麺つゆのパッケージに書かれた適量の水を鍋に入れて沸かす。(麺つゆが付属している場合は麺つゆと水360mLを入れる。)
  4. 3に2を入れ、鶏肉に火が通ったら鍋を火から下ろす。
  5. 生ひやむぎを茹でて、器に盛り、4と小ねぎ、飾り分の梅干しをあしらし、完成。

消化に良い生ひやむぎ・鶏胸肉を使用した梅にゅうめんは、とろみが付いた温かさが持続する麺料理です。

生姜をお好みで加えることで、体の芯からあらら目てくれるため、消化の助けにもなります。

生ひやむぎをみてみる

2、生姜が美味しい「鶏肉の生そうめん」

2、生姜が美味しい「鶏肉の生そうめん」
※写真はイメージです。

材料(2人分)

・生そうめん(2人前) ・鶏胸肉(適量) ・醤油(大さじ1.5) ・白だし(大さじ2) ・みりん(大さじ1.5) ・刻み生姜 ・ネギ(適量) 

『鶏肉の生そうめん』のレシピ

  1.  鶏胸肉を薄く削ぎ切りにして沸騰したお湯に10分程度茹でる。
  2. 鍋に水1,000ml・醤油・白だし・みりん・刻み生姜を加えて沸騰させる。
  3. 茹でた生そうめんを器に移し、2を加え1と刻んだネギを加える。

胃腸の調子が悪い時は、簡単でシンプルな料理が美味しく感じられます。

生姜で消化を助けてもらいながら、温かい白出汁がきいた汁で温まってください。

生そうめんをみてみる

3、具だくさんの「煮込み生うどん」

3、具だくさんの「煮込み生うどん」
※写真はイメージです。

材料(2人分)

・生うどん(2人前) ・鳥胸肉(適量) シイタケ(2個) ・豆腐(1/2パック) ・キャベツ(1枚) ・長ネギ(1/4) ・醤油(大さじ2) ・和風だし(小さじ2) ・みりん(大さじ1.5) ・刻み生姜 ・ネギ(適量) 

『煮込み生うどん』のレシピ

  1. 鶏胸肉・豆腐・キャベツ・長ネギを食べやすいサイズに切る。
  2. 鍋に水500ml・醤油・和風だし・みりんを加えて沸騰させ、1を加えて煮込む。
  3. 2に火が通ったら、茹でた生うどんを加えてひと煮立ちさせて、完成。

柔らかい食べ物は消化に良いため、じっくり煮込んだあたたかい麺料理で胃腸を温めてみてください。

食物繊維が少ない消化に良い野菜や豆腐や鶏肉もクタクタに煮込むことでより美味しく、胃腸に優しい料理になります。

生うどんをみてみる

まとめ

消化の良い麺をご紹介しました。消化に良い麺料理の特徴は、脂質・食物繊維がすくなく、生麺を使用した料理です。

ぜひご家庭で取り入れてみてください。

本格生麺をお求めの方は、津村製麺所がおすすめです。

2023年で創業74年を迎える津村製麺所は、先祖から守り抜いた製法、地元オホーツク産の小麦「きたほなみ」を使用し、素材から作り方までひとつひとつこだわり作っています。

人気商品の生ひやむぎ以外にも、そば・うどん・そうめん・パスタ・焼きそばなど様々な麺を取り扱っています。

豊富な商品はこちらのオンラインショップからご覧になれますので、ぜひお立ち寄りください。

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