北海道のオホーツクエリアを観光で巡りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
雄大な自然や美しい湖、季節ごとに変わる絶景など見どころが多く、「どこを回ればいいの?」と迷ってしまう人も少なくありません。
そこで今回は、創業70年以上の老舗・津村製麺所が、地元目線でおすすめするサロマ湖観光ドライブ旅をご紹介します。
絶景展望台や原生花園、サンゴ草の名所など、サロマ湖の魅力を1日で満喫できるモデルコースもあわせて解説します。
目次
サロマ湖観光で外せない!絶景スポット5選
サロマ湖観光のハイライトといえば、何といっても絶景スポット巡りです。ここでは、ドライブで気軽に立ち寄れる展望台や、散策にぴったりの原生花園など、地元民もおすすめするサロマ湖の絶景スポット5選を紹介します。
サロマ湖展望台(幌岩山)—湖全景を一望
標高376mの幌岩山山頂にある展望台からは、サロマ湖とオホーツク海がつながる壮大な景色を一望できます。
山頂へは、約4km続く林道(砂利道)を車で進むルートで、途中はやや狭い道もあるため運転には十分注意を。
昼間は「サロマンブルー」と呼ばれる澄んだ青色の湖面が広がり、日が傾くと息をのむほど美しい夕日が湖を黄金色に染め上げます。時間帯によって異なる絶景が楽しめる人気スポットです。
龍宮台展望台—海と湖の“二画面”パノラマ
サロマ湖とオホーツク海を隔てる細長い砂州の先端にある展望台。片側には果てしなく続く海、もう片側には静かな湖面が広がり、まるで“二画面のパノラマ”を眺めているような不思議な景観が楽しめます。
風が心地よく吹き抜ける高台は、ドライブの途中に立ち寄る休憩スポットとしても人気。晴れた日には、湖と海の青が美しく重なり合います。
ピラオロ展望台—湖畔からの近景を味わう
サロマ湖の西側、佐呂間町にある小高い丘の展望台です。間近に広がる湖面と、遠くに浮かぶ中島のシルエットが美しく、写真スポットとしても知られています。
観光客が比較的少なく、静かな時間を過ごしたい方におすすめ。夕暮れ時には、湖面が淡いオレンジ色に染まり、落ち着いた雰囲気のサロマ湖を楽しめます。
ワッカ原生花園/龍宮街道—砂州を走る細長い楽園
北海道遺産にも選定されている、日本最大級の原生花園。オホーツク海とサロマ湖をわずかな開口部だけ残して区切る東側の砂州は、「龍宮街道」とも呼ばれています。
幅200〜700m、長さ約20kmにわたる海岸草原には四季折々の自然が広がり、特に6月〜8月には、ハマナスやエゾスカシユリ、センダイハギなど約300種類の花々が一面に咲き誇ります。
キムアネップ岬—サンゴ草の赤い絨毯と湖面のコントラスト
秋の訪れとともに、湖岸一帯が真っ赤なサンゴ草で彩られるキムアネップ岬。湖の青、空の淡いグラデーション、そしてサンゴ草の赤が織りなす光景はまさに“自然が描く絵画”です。
見ごろは9月中旬〜10月上旬。遊歩道が整備されており、近くから眺める赤の絨毯は圧巻です。夕暮れ時には一層幻想的な風景が広がります。
サロマ湖の体験・アクティビティ

サロマ湖周辺では、自然や景観をより身近に楽しめる体験型アクティビティが豊富です。
湖沿いや砂州を巡るレンタサイクルや、湖上から青い湖面を眺められる遊覧観光船など、観光の目的や時間に合わせて選べます。
レンタサイクルで周辺を観光
東岸にあるワッカネイチャーセンターでは、4月29日から10月のスポーツの日まで、常時レンタサイクルを貸し出ししており、原生花園の散策が気軽に利用できます。
レンタサイクルで園内を巡ると、色とりどりの花々の間に野鳥や小動物たちに出会えることもあり、風と花に包まれながら、サロマ湖ならではの自然を身近に感じる体験が楽しめます。
遊覧観光船でサロマンブルーを堪能
サロマ湖の遊覧観光船は、4月27日~10月31日まで運航。湖上からは澄んだ青の「サロマンブルー」を一望でき、バードウォッチングも楽しめます。
午前中の便ではオジロワシに出会える可能性が高く、季節によっては赤く色づくサンゴ草や湖岸の小動物も観察できるそう。湖上からの景色は、陸上とはまた違った広がりと迫力があります。
1日で堪能!サロマ湖観光モデルコース
初めてサロマ湖を訪れるなら、まずは湖周辺のビュースポットを車で巡りながら、サロマ湖全体の雰囲気を楽しむのがおすすめです。
午前中は展望台や原生花園をまわり、午後は地元のホタテを味わえる飲食店でランチ。夕方には展望台で夕陽を眺め、1日の締めくくりにぴったりの景色を堪能できます。
10:00:サロマ湖周辺をドライブ
湖の東西に点在する展望台や砂州を巡るドライブがおすすめです。車窓からはサロマ湖の壮大な景色やオホーツク海の青が広がり、途中で休憩しながら写真撮影も楽しめます。
12:00:道の駅でランチ
ドライブの途中には、地元の海産物を楽しめる道の駅でランチを。新鮮なホタテや海鮮丼など、サロマ湖ならではの味覚を味わえます。地元の特産品を購入できるので、観光の思い出作りにも最適です。
14:00:サロマ湖展望台で”サロマンブルー”を体感
午後はサロマ湖展望台へ。晴れた日には湖面が澄んだ青色に輝き、「サロマンブルー」と呼ばれる神秘的な景色を楽しめます。
湖と空のコントラストは写真映えも抜群で、ゆったりと湖を眺めながら癒しのひとときを過ごせます。
15:30:ワッカ原生花園で湖畔を散策
展望台を楽しんだあとは、ワッカ原生花園での散策がおすすめです。レンタサイクルを利用すれば、花や野鳥、湖岸の小動物たちに出会いながら、砂州の自然を気軽に満喫できます。季節によって変わる花の彩りも魅力のひとつです。
17:00:キムアネップ岬の夕日で旅の締めくくりを
一日の締めくくりにはキムアネップ岬で夕陽を鑑賞。日没時間を事前に調べ、少し早めに到着しておくのがおすすめです。日没の約30分前には、美しい夕日が湖面とサンゴ草の赤い群落を染め上げ、息をのむ絶景を楽しめます。
サロマ湖観光のベストシーズンは6月~9月!季節別の見どころ

サロマ湖は季節ごとに異なる表情を見せるため、訪れる時期によって楽しみ方も変わります。春から夏にかけては花々や野鳥、秋にはサンゴ草や夕日、冬には流氷など、どの季節も見どころが満載です。
春~夏(4–8月):ワッカ原生花園で花と野鳥を楽しむ
初夏から夏にかけては、ワッカ原生花園が色とりどりの花々で彩られます。
ハマナスやエゾスカシユリ、センダイハギなど約300種類の花が一面に咲き誇り、野鳥や小動物にも出会えるチャンスも。
レンタサイクルで湖岸沿いや砂州を巡ると、自然の息吹を肌で感じながら散策できます。
秋(9–10月):サンゴ草と黄金色の夕日
秋には、湖岸一帯が赤く色づくサンゴ草の群落が見どころです。
特にキムアネップ岬や計呂地、サンゴ岬では、湖面の青と空の黄金色の夕日とのコントラストが美しく、息をのむ絶景を楽しめます。
夕陽の見ごろは日没の約30分前なので、少し早めに到着するのがおすすめです。
冬(1–3月):流氷シーズンのサロマ湖
冬のサロマ湖は、流氷の季節ならではの景色が広がります。
湖面に漂う流氷や、凍りついた湖岸の風景は幻想的で、普段とはまったく異なるサロマ湖の魅力を感じられます。
流氷ウォッチングや冬の自然観察もおすすめです。
まとめ
サロマ湖は、絶景展望台や原生花園、サンゴ草の群落など、四季折々の自然を楽しめる観光スポットです。レンタサイクルや遊覧船を利用すれば、湖と海、花や野鳥、野生動物に囲まれたサロマ湖ならではの体験も満喫できます。
もし北見方面への観光もお考えの場合は、サロマ湖から車で約1時間の距離にある北見市の津村製麺所直売店「TumuLab(ツムラボ)」にお越しください。ランチでは茹でたての生ひやむぎを楽しめるほか、津村製麺所の麺をお土産に購入できます。観光の合間に、ぜひ訪れてみてくださいね。









