生パスタは300種類ある!主要の種類を食べ方とともに紹介

モチモチとした食感が美味しくて、ソースともしっかり絡んでくれる「生パスタ」。

お店で食べると少し高くつきますが、自宅で作れば手軽に美味しく味わうことができ、

乾麺と比べて茹で時間が短いのも嬉しいポイントです。

生パスタには、実は多くの種類があるということをご存じでしょうか?

その数はなんと300以上といわれています!

今回はそんな生パスタの種類を、普段見かけるものに厳選してご紹介していきます。

「ロングパスタ」「ショートパスタ」「板状・団子状・詰め物入りのパスタ」に区分し、画像とともにそれぞれの特徴や食べ方をお伝えしていますよ。

最後には生パスタを自宅で味わうためのレシピも掲載しています。ぜひご一読ください。

生パスタの種類「ロングパスタ」

スパゲッティ

スパゲッティ

イタリア本国においても代表的なパスタで、日本でも最も親しまれている種類。

イタリア語の「紐」を意味する「spago」が語源です。

太さは1.6〜2.0mm前後で、どんなソースとも相性が良く料理に使いやすいのが特徴です。

トマトソースからクリームソース、オイル系のあっさりしたソースなどさまざまなソースに合わせやすいオールマイティなパスタです。

フィットチーネ

フィットチーネ

幅4mm〜8mm前後の、薄い平打ちパスタです。

イタリア語で「薄切り」を意味する「fetta」が語源であり、「小さなリボン」という意味も含まれます。

ほうれん草やその他の野菜が生地に練り込まれた種類も数多くあります。

弾力のある食感と強い味わいが特徴。

ソースがよく絡むので、カルボナーラや、クリームソース、トマト系、オイル系などのソースと相性が良いです。

リングイーネ

リングイーネ

断面が楕円形のパスタ。

「リングイーネ」とはイタリア語で「雀の舌」という意味です。

スパゲッティと平打ちパスタの中間にあたり、両方のよいところを楽しめるのが魅力です。

とくに、弾力のあるモチモチとした食感が特徴となっています。

ソースの味が乗りやすく、クリームソースやバジルソース、トマトソースによく合います。

タリアテッレ

タリアテッレ

幅4mm〜8mm前後の平打ちパスタ。

「切る」という意味のイタリア語が語源となっています。

地域によってフィットチーネと呼ばれており、タリアテッレとフィットチーネの違いは曖昧になっていることが多いようです。

ミートソースと絡めて食べるのが定番で、パスタとよく絡み合う味の濃いソースとの相性が良いといわれています。

カペリーニ

カペリーニ

太さ1mm前後の極細パスタ。

その細さから、イタリア語で「髪の毛」を意味する「capello」が語源となっています。

細さを活かして、スープに使う場合が多いです。

長時間茹でたり、温かいパスタと合わせたりするとすぐにちぎれてしまうので、冷製パスタとして味わうのがおすすめです。

キタッラ

キタッラ

「chitarra」はイタリア語で「ギター」を指します。

木箱にギターのように弦を張り、その上に伸ばした生地を押し当て、パスタを麺状に切って作ることから名づけられました。

そのため麺の断面が正方形をしているのが特徴です。

伝統的な調理方法は、子羊の煮込みソースでいただく食べ方です。

子牛やラムを使用したラグーソースや、ミートソース、クリーム系のソースなどとも相性が良いです。

パスタの種類「ショートパスタ」

ペンネ

ペンネ

2cm程度の長さで、筒状のパスタを並行かつ斜めに切り落とした形をしています。

「ペン先」という意味のイタリア語が語源です。

なかでもペンネリガーテと呼ばれるものは表面に溝が入っており、ソースと絡みやすくなっています。

ペンネアラビアータに代表されるように、トマトソースとの相性が良いといわれています。

コンキリエ

コンキリエ

貝殻のように小さく巻いた形をしており、大きさは1cm〜2cmのものが主流です。

「貝殻」という意味のイタリア語が語源となっています。

大型のものはコンキリオーニ 、小さなものはコンキリエッテと呼ばれることがあります。

その形状を活かし、コンキリエの中に小さな具が入るような料理に使われることがあります。

サラダとして登場することもあれば、トマトソースやクリームソースを絡めたり、煮込み料理に利用されたりもします。

フジッリ

フジッリ

小さく厚い螺旋状のショートパスタです。

地域によって多様な呼び方があり、スピラーレとも呼ばれます。

「ライフル」「小さい紡錘」という意味のイタリア語が語源。

ソースと絡みやすい形状をしているので、クリーム系ソースとの相性が良いといわれています。

ドレッシングやマヨネーズと和えて、サラダとして登場する機会も多いです。

マッケローニ

マッケローニ

直径が3mm〜5mmほどの円筒状のショートパスタです。

「素晴らしい」という意味のイタリア語が語源。

日本では英語名である「マカロニ」として呼ばれることが多く、総じて穴の開いた棒状の短いパスタを指します。

サラダやグラタンに使用されることが多いですが、トマトソースやクリームソースなどとも相性が良いです。

エルボ

エルボ

1インチほどの長さで、細く曲がったチューブ状の形をしています。

「ひじ」という意味のイタリア語が語源です。

日本では「エルボマカロニ」と呼ばれる場合も多く、モチモチの食感とザラザラな表面にソースがよく絡みます。

サラダやグラタンなどにもおすすめです。

パスタの種類「板状・団子状・詰め物入りのパスタ」

ラザニア

ラザニア

平たい板状のパスタであり、これを用いたパスタ料理を「ラザニア」と呼ぶこともあります。

古代ローマ人が料理に使っていた浅い鍋を意味する「ラサヌム」というギリシャ語が語源となっています。

形は平面状のものや、波打っているものなどがあり、アメリカでは波打っているものが主流です。

一般的に、ホワイトソースとミートソースをサンドイッチ状に重ね、最後にチーズを乗せてオーブンで焼いて食べます。

ニョッキ

ニョッキ

団子状のパスタの一種です。

「こぶ」「塊」を意味するイタリア語が語源です。

潰したじゃがいもと小麦粉を合わせて作られるものが主流ですが、他にもほうれん草、かぼちゃ、リコッタチーズなどを使ったものが存在します。

ニョッキに良く合うのは、クリームソースやトマトソースといわれています。

ラヴィオリ

ラヴィオリ

小麦粉を練って作った2枚のパスタ生地の間に食材を挟み、四角形に切り分けたパスタのことです。

良く使われる食材は、挽き肉やみじん切りにした野菜、チーズなどですが、地方によってもさまざまのようです。

スープの浮き身として使ったり、ソースを和えてオーブンで焼いたりして食べると美味しいです。

生地に挟まれた具材に合わせて味付けや調理方法を変えるとよいでしょう。

生パスタを使ったレシピの紹介

ここまで生パスタの種類や、それぞれに合う食べ方をお伝えしてきました。

続いては、いろんな種類の生パスタを自宅で楽しんでいただけるよう、生パスタを使ったレシピを1件ご紹介したいと思います。

こちらの「きのこクリーム生パスタ」では、ロングパスタを使うのがおすすめです。

また生パスタを使ったレシピをもっと知りたい!という方は、ぜひこちらの記事もご覧になってくださいね。

旨味たっぷりの手作りソース「きのこクリーム生パスタ」

旨味たっぷりの手作りソース「きのこクリーム生パスタ」
※画像はイメージです

美味しいソースも簡単手作り!きのこと鶏肉のクリームパスタです。

2種類のきのこを使った旨味たっぷりのホワイトソースに、生パスタをよく絡めて食べてくださいね。

材料(2人前)

生パスタ2人前
鶏もも肉150g
エリンギ1本
しめじ100g
塩コショウ少々
(ホワイトソース)有塩バター20g
(ホワイトソース)薄力粉大さじ1と1/2
(ホワイトソース)牛乳300cc
(ホワイトソース)塩小さじ1/3
(トッピング)パルメザンチーズ大さじ1
(トッピング)刻みパセリ適量

作り方

  1. エリンギは長さを3等分に切った後、縦半分に切り、切り口を下にして縦1cm幅に切ります。しめじは根元を切り落とし手でほぐします。
  2. 鶏肉は一口大に切り、塩コショウを振ります。
  3. 生パスタをパッケージ表示より1分短く茹で、水気を切ります。
  4. フライパンにバターを入れ中火で熱し、鶏肉を皮目を下にして並べて入れ、上下を返しながら両面に焼き色がつくまで焼きます。
  5. エリンギ、しめじを加え、しんなりするまで炒めます。
  6. 薄力粉を加え粉っぽさがなくなるまで炒め、牛乳を少しずつ加え、とろみがつくまでその都度混ぜます。塩を加え、味を調整しながら混ぜます。
  7. パスタを入れ全体に絡めます。
  8. 器に盛り、パルメザンチーズを振り、パセリを散らして完成です。

まとめ

生パスタの種類や、それぞれに合う食べ方、生パスタを自宅で味わうためのレシピなどをご紹介しました。

今回の内容を振り返ってみましょう。

  • ロングパスタ
    • スパゲッティ
    • フィットチーネ
    • リングイーネ
    • タリアテッレ
    • カペリーニ
    • キタッラ
  • ショートパスタ
    • ペンネ
    • コンキーリエ
    • フジッリ
    • マッケローニ
    • エルボ
  • 板状・団子状・詰め物入りのパスタ
    • ラザニア
    • ニョッキ
    • ラヴィオリ
  • 生パスタを使ったレシピの紹介
    • 旨味たっぷりの手作りソース「きのこクリーム生パスタ」

生パスタの種類が思っていたよりも多くて驚いた方もいるのではないでしょうか。

種類によって違った食感や味わいがあるので、ぜひ楽しんで試してみてくださいね。

また美味しい生パスタを味わいたい方には、弊社 津村製麺所の「生パスタ」がおすすめです♪

ロングパスタとしてご紹介した、弾力のある食感が特徴のフィットチーネを販売しています。

津村製麺所の「生パスタ」

北海道オホーツク地域で育った小麦「きたほなみ」と「ゆめちから」を使用しており、麺のモチモチ食感と、ソースとの絡みの良さが魅力です。

また、茹で時間はたったの2分!

美味しいうえに調理時間も短く済むので、家庭で使うのにもってこいの一品です。

北海道大空町ミートソースとセットになった「ギフトセット」も販売中ですよ。

いろんな食べ方ができることも弊社生パスタのメリット。一つだけレシピを紹介します。

津村製麺所の生パスタレシピ「ラタトゥユソースと豆乳のクリーム生パスタ」

ラタトゥイユを生クリームでのばしてクリームトマトソース風にしました。幅広の生パスタともよく絡み、おいしくいただけますよ。

工程として以下のような手順があります。

1、ラタトゥユソースを作る

2、ラタトゥユソースを豆乳とパスタに絡める。

1、基本のラタトゥイユの材料と作り方

トマトジュース(無塩)1カップ
ナス1本
ズッキーニ1/2本
玉ねぎ1/2個
ベーコン100g
コンソメスープの素小さじ2
ニンニク1片
塩、コショウ適量

【作り方】

  1. ナス、ズッキーニ、玉ねぎ、ベーコンを1cm角に切り、ニンニクはみじん切りにする。
  2. フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ弱火で炒め、香りが立ってきたら玉ねぎ、ナス、ズッキーニ、ベーコンの順に加えて炒める。
  3. ②が全体にしんなりとしたらトマトジュースとコンソメスープの素を加え、かき混ぜながら中火で10分ほど煮詰め塩とコショウで味を整える。
津村社長
津村社長

パプリカやセロリ、プチトマト、ローリエや乾燥バジルなどを加えてると味に深みが出ます。南フランスの夏野菜の煮込み、ラタトゥイユをトマトジュースを使って簡単に作れるようにアレンジしました。温かくても冷たくでもおいしいので、おかずとしても重宝します。

2、ラタトゥユソースを豆乳とパスタに絡める

津村製麺所の生パスタ1袋(2食分)
上記で作ったラタトゥイユ2人分
生クリーム100cc
飾り用パセリ適量

【作り方】

  1. 基本のラタトゥイユを弱火にかけ、生クリームを少しずつ加えてのばしソースを作る。
  2. 生パスタを時間通りに茹でてよく水気を切ったら器に盛り、ソースをかけてパセリを飾る。

創業74年を迎える津村製麺所は、先祖から守り抜いた製法で、素材から作り方までとことんこだわって麺を作っています。

こだわり抜いて作られた生パスタを、ぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。

オンラインショップでは、専門店・伝統の味を自宅でそのまま味わっていただくことができます。

ぜひお立ち寄りくださいね。

津村製麺所の生パスタはこちらで購入
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公式オンラインショップ:津村製麺公式ショップ
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