麺類の種類一覧!意外と知らない麺の基本をまとめて紹介

麺類の種類は、主原料や麺の太さ・形状で別の名称がつけられる場合が多いです。組み合わせ数を考えただけでも種類が多すぎて、すべての麺の名前を言えない方も多いと思います。

そこで、麺好きの方に麺類を作り続けて70年の北海道北見市、津村製麺所が麺類の種類一覧をご紹介します。

実はまだ食べたことのない麺もあるかもしれません。この機会に麺の基本をぜひ知ってみてくださいね。

麺類の種類一覧

食材の組み合わせ方・加工割合などにより別の名前が付きますが、おおよその麺の種類は10通りです。

  1. そば
  2. うどん
  3. そうめん
  4. ひやむぎ
  5. きしめん
  6. 中華麺(ラーメン・やきそばなど)
  7. マカロニ・スパゲティ
  8. ビーフン(ライスヌードル)
  9. 春雨
  10. 冷麺

麺の特徴・名前

麺には、それぞれ特徴があり、同じ蕎麦でも名前が異なっているモノもあります。それぞれの特徴を把握し、どのような麺の種類があるのか麺の種類ごとに確認してみましょう。

1、蕎麦

1、蕎麦

蕎麦の主な原料はそば粉と水です。麺類は小麦粉が主原料となる場合が多いですが、そばは小麦粉の割合が少なく、小麦粉自体が入っていない場合もあります。

更科・二八蕎麦・十割蕎麦など同じ蕎麦でも別の名前がありますが、小麦粉の配分割合を変更させ、異なる食感・味・風味にしているだけで、同じ蕎麦の仲間です。

おすすめの食べ方

これから夏に向けて、冷たい梅おろしそばがおすすめです。梅の爽やかさと大根おろしがそばの風味を引き立てる夏の定番レシピです。お好みでわさびと一緒に食べるとさらに美味しくなりますよ。

2、うどん・そうめん・ひやむぎ・きしめん

2、うどん・そうめん・ひやむぎ・きしめん

うどんは、水と小麦粉を丁寧に練り上げ、様々な太さに成形した日本の代表的な麺料理です。

つるつるとした喉越しと、もちもち、あるいはシコシコとした食感が特徴で、温かくても冷たくても美味しくいただけます。消化が良く、幅広い世代に親しまれており、家庭料理から専門店まで、日本の食文化に深く根付いています。
細い「そうめん」や「ひやむぎ」、平たい「きしめん」なども、うどんの一種です。

それぞれの違いは、麺の太さです。

  • そうめん:直系1.3mm未満
  • ひやむぎ:直系1.3mm以上1.7mm未満
  • うどん:直系1.7mm以上
  • きしめん:幅4.5mm以上、厚さ2mm未満

おすすめの食べ方

卵黄を絡めて食べる釜玉うどんは、うどんの中でも人気の高いレシピです。とろっとしたまろやかな卵黄と、うどんの相性が抜群です!時間のない時でもパパッとできるのでおすすめです。

3、中華麺(ラーメン・やきそばなど)

3、中華麺(ラーメン・やきそばなど)

中華麺は、主にラーメン・焼きそばに使われる縮れ麺のことで、主原料は水・かん水・小麦粉です。

中華麺には様々な種類があり、極細麺・細麺・中細麺・中太麺・太麺・極太麺などの麺の直径による差や、ストレート・ちぢれ・平打ちなど、太さ・形状により名前が異なる場合もあります。中華麺の最大の魅力は、無限の可能性があることです。スープと具材の組み合わせ次第で、千変万化する味わいを楽しめます。定番のラーメンや焼きそばに加え、つけ麺や油そばといった新たなスタイルも続々と登場しています。

おすすめの食べ方

ラーメンや焼きそばという定番の食べ方に飽きた方には、食欲をそそるピリ辛メニューの冷やし汁なし担々麺がおすすめです。ごま油の香ばしい香りが引き立つこの一品は、ピリ辛の味付けが食欲をそそり、つるっとした冷たい麺が喉を通ります。

4、マカロニ・スパゲティ

4、マカロニ・スパゲティ

スパゲティの主原料はデュラムセモリナというデュラム小麦です。

スパゲティにも形状・太さによって様々な呼び方があり、300〜500種類ともいわれることも。

パスタの直径ごとの名前

  • カッペリーニ:約0.9mm
  • フェデリーニ:約1.4mm
  • スパゲッティーニ:約1.6mm
  • スパゲッティ:約1.9mm
  • リングイーネ:約1.6mm

他にも、ペンネ、フェットチーネ、リガトーニ、コンキリエ、タリアテッレと言ったマカロニに似た形状のものもスパゲティの一種とされています。種類によって相性があるパスタソースが異なるため、調べてみてはいかがでしょうか。

スパゲティの種類はたくさんあるため、もっと詳しく知りたい方は関連記事も合わせて読んでみてくださいね。

おすすめの食べ方

スパゲティとソースがよく絡む、きのこと鶏肉のクリームスパゲティがおすすめです。きのこを使った旨味たっぷりのホワイトソースに、よく絡めて食べると美味しいです。

他にもアレンジレシピを知りたい方は関連記事から読んでみてくださいね!

5、ビーフン(ライスヌードル)

5、ビーフン(ライスヌードル)

ビーフンは、主原料に50%以上の米粉を使用した、つるりとした食感が特徴の麺です。米粉にでん粉を加えることで、独特の風味と食感が生まれます。主成分はお米と同じ炭水化物です。その他、タンパク質や脂質、微量な栄養素も含まれています。

ビーフンは、米粉から作られるライスヌードルの代表的な麺です。

おすすめの食べ方

焼ビーフンはもちろん、スープビーフンやサラダなどの食べ方もおすすめです。お米本来の優しい風味と、独特のもちもちとした歯ごたえは、主食としても、様々な料理の具材としても大活躍です。特に、茹でたビーフンをフライパンで軽く焼き付けると、余分な水分が飛び、お米の風味が凝縮します。

6、春雨

6、春雨


春雨は、豌豆、緑豆、じゃがいも、さつまいもなど、様々な種類のいも類や豆類から採れるでん粉を主原料として作られた麺です。精製されたでん粉がほぼ全てなので、主成分は炭水化物となります。透明感のある見た目と、つるつるとした滑らかな食感が特徴です。

おすすめの食べ方

チャプチェのような炒め物から、温かいスープ、彩り豊かなサラダや和え物まで、春雨は様々な料理で活躍します。

茹でると大きく膨らみボリューム感が増す一方、主張しすぎない風味は、どんなおかずにもすっと馴染み、食べやすさをプラスします。いつもの料理に、つるつるとした食感と満足感を気軽に加えることができます。

7、冷麺

7、冷麺

冷麺とは、朝鮮由来の麺で、蕎麦粉を主原料とし、デンプンや小麦粉をつなぎとして水で合わせて練ったものを、細長い棒状に成形して熱湯の中で茹でた麺のことです。

日本の冷麺として有名な盛岡冷麺は蕎麦粉を使用せず、日本人の味覚に合わせて小麦粉から作られたのど越しの良さと、心地よいコシが特徴です。

おすすめの食べ方

韓国冷麺の基本は、キムチ、ゆで卵、きゅうり、そしてゆで豚または蒸し鶏が具材に使われています。一方、盛岡冷麺では、トマトやスイカが加わり、独特の爽やかさが楽しめます。手作りするなら、定番にとらわれず、自分の好きな具材で自由にアレンジしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

麺の種類は、主に小麦粉、そば粉、米粉といった原料と、その形状や太さによって様々に名付けられています。特に、原料がこの3つにほぼ集約されるため、見た目と口当たりの違いが、麺選びの大きなポイントと言えるでしょう。

様々な麺を知ることは、それぞれの原料が持つ風味や、形状・太さによる食感の違いを発見する旅のよう。きっと、あなたの好みにぴったりの麺が見つかるはずです。

また、1つの麺でも様々なアレンジが楽しめるため食べる時期や場面によって色々なレシピを試してみてはいかがでしょうか。

私たち津村製麺所は、創業70年を超える歴史を持つ製麺所です。そば・うどん・ひやむぎ・そうめん・焼きそばなど、生麺および乾麺を製造しております。

北海道オホーツク産の小麦をふんだんに使用し、毎朝工場からできたての麺を全国のお客様へお届けしています。

オンラインショップでは、さまざまな麺を詰め合わせたセットもご用意しております。ご興味のある方は、ぜひ一度ご賞味ください。

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