鍋は野菜や肉・魚の出汁が染み込んで、鍋を楽しむ時間が長ければ長いほど美味しいスープが出来上がっていく料理。最後の最後まで鍋を楽しみたいなら、鍋のしめは生麺が良いですよね。
しかし、生麺を美味しく食べるためには手順を踏まなくてはいけません。生麺をそのまま鍋の中に入れると、せっかくの鍋がドロドロとした水っぽくて美味しくないスープに。
そこで、生麺を主に取り扱っている、津村製麺所が生麺を美味しく鍋のしめに食べられる調理方法をご紹介します。
ぜひ、製麺所直伝の鍋の締めの調理方法を習得していってください。
鍋のしめに生麺を調理する方法
鍋のしめに生麺を使うためには、下茹が必要です。下茹でをした麺が用意できれば、鍋のしめにも美味しい生麺が食べられます。
- 水
- 氷
- 3L以上の底が深い鍋・菜箸
- 1L程度の湯が沸かせる鍋・ヤカン・ポットなど
- ざる
家にある鍋でもっとも大きい鍋を使用するくらいの気持ちで、たっぷりの水で生麺を茹でると良いですね。
- 水を鍋に入れて湯を沸かす。また、別の鍋・やかん・ポットなどで1L程度湯を沸かす。
- できるかぎり付着している粉を落とし、生麺を鍋に入れる。
- 麺同士がくっつかないように箸で軽くかき混ぜる。
- 麺がほぐれたらかき混ぜるのをやめ、袋に記載されている時間より短くゆでる。
- ざるに上げて、水でぬめりが取れるようにしっかりと洗う。
- 生麺を氷水で数秒しめる。
- 生麺に沸かした湯を掛ける。
生麺の特徴は、香りと強いコシ。下茹で不要な乾麵よりも手間がかかりますが、それ以上に全く別の美味しさが生麺にはあります。
ぜひ、生麺を鍋のしめにして、最後まで美味しく食べてみてください。
生麺を鍋にそのまま入れてはいけない理由
前提として、生麺を鍋にそのまま入れないほうがいいでしょう。その理由は、生麺の表面にはデンプンが大量に付着しているためです。
生蕎麦を見てみるとわかりやすいかもしれませんが、よく、生麺に白い粉がついていますよね?その粉が、デンプンです。
麺茹でる際、生麺をたっぷりの水で茹でることで、デンプンを落としますが鍋の中に生麺を直接入れてしまうと、大量のデンプンが鍋スープに吸収され、せっかくの鍋が美味しくなくなってしまいます。
生麺を鍋にそのまま入れると鍋のスープだけでなく、麺自体も台無しになってしまうため、生麺はそのまま入れないようにしましょう。
乾麺と生麺の美味しさの違いを知りたい方におすすめの記事はこちら。
鍋で生麺を美味しく食べるためのポイント
鍋で生麺を美味しく食べるためのポイントは、大量の水で茹でること。
また、氷水でぬめりを落とした後に沸騰した湯をかけて、温めることです。
生麺は乾麺よりも茹で時間が短いため、湯をかけたり、鍋の中で煮たりすると、すぐに火が通ってしまいます。
一番おいしい状態の生麺を食べるために、袋に書かれたゆで時間をみつつ、生麺に湯が触れる時間を考えながら茹でてください。
鍋で煮込みすぎると生麺特有のコシの強さやモチモチ感が損なわれてしまいます。
また、やりがちな注意点として、茹でる際に”さし水”は避けてください。湯が吹きこぼれないようになった場合は火加減で調整すると、美味しく食べられます。
まとめ
鍋のしめに生麺を食べる調理方法をご紹介しました。
生麺を美味しい鍋のしめにするには、下茹でを行ってください。ポイントは、大量の水を使うこと。また、袋に書かれたゆで時間を見つつ、ゆで時間・麺に湯が触れる時間・鍋で煮込む時間が袋に書かれた時間に対し長すぎないようにすることです。
鍋のしめに生麺を使いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
鍋のしめの変わり種をお探しの方におすすめの記事はこちら。
私達、津村製麺所では様々な生麺の製麺を取り扱っています。鍋のしめとして知られているラーメン・うどんだけでなく、ひやむぎ・パスタ・そば・焼きそば。
四国の香川出身の初代から受け継がれた麺のコシと、津村製麺所が工場を構える北海道オホーツクの香り高い小麦。麺づくりに必要な、小麦・塩・水・麺つゆ、すべてにこだわった製麺を続け、津村製麺所は創業70年を超え、地元に愛される製麺所になりました。
2015年にはミラノ国際博覧会にも出品し、様々なメディアに取り上げられることに。鍋のしめにもおすすめできる津村製麺所の生麺をご家庭でもお楽しめ頂けるように、オンラインショップのご用意があります。
北海道北見市に足をお運びいただく機会がございましたら、津村製麺所に併設されたTUMUGU Labo(つむぐラボ)で津村製麺所の麺を使用した麺料理が味わえます。だし・食材にこだわった料理をご賞味ください。
- TEL:0157-36-3181
- 公式オンラインショップ:津村製麺公式ショップ