北海道の道東を観光で回りたいと思っている人もいるでしょう。とはいえ、北海道は魅力的な観光スポットがありすぎて、どこに行ったらいいのかと迷ってしまうことも少なくありません。
そこで今回は、創業70年以上の老舗・津村製麺所が1泊2日で回ることができる道東のおすすめモデルコースを羅臼方面と根室方面に分けてご紹介します。
また、もう1日時間がある場合に訪れるべきおすすめ観光スポットも紹介するので、道東観光の行き先に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
羅臼方面を1泊2日で回る!定番モデルコースを紹介
まずは、羅臼方面の1泊2日で回る定番のモデルコースを紹介します。
一日目
【1】女満別空港・・・10:00
羅臼方面への観光は、知床の玄関口である「女満別空港」からスタートするのがおすすめ。そのまま羅臼に直行するなら中標津空港を利用したほうが距離は近いですが、いろいろ観光がしたいのであれば女満別空港を利用したほうが思う存分観光を楽しめるでしょう。
バスなどの公共交通機関を利用するのもいいですが、せっかくなら自由に観光を楽しめるレンタカーを借りてドライブをしてみるのもおすすめですよ。
↓ 車で約90分
【2】天に続く道・・・11:30~12:00
「天の道」は、道東・斜里町の峰浜から大栄地区まで続く約18キロの直線ルートです。道の先が、天につながっているように見えることから、この名がついたのだそう。
北海道感動の瞬間100選にも選ばれるほどの絶景が観れると話題で、観光客にも人気の観光スポットとして有名です。
住所 | 〒099-4122 北海道斜里町峰浜 |
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電話番号 | 0152-22-2125(知床斜里町観光協会) |
駐車場 | あり(無料) |
↓ 車で約25分
【3】オシンコシンの滝・・・12:25~12:55
「オシンコシンの滝」は、日本の滝100選にも選ばれた斜里町にある滝のひとつです。水の流れが、途中から2つに分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれており、その落差は約30mもあるそう。
四季によって違う姿を楽しめるという魅力があり、特に冬の寒い時期には水の流れを残したまま凍っている滝の姿を観ることができます。
住所 | 〒099-4354 北海道斜里郡斜里町ウトロ西 |
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電話番号 | 0152-22-2125(知床斜里町観光協会) |
駐車場 | あり(無料) |
↓ 車で約7分
【4】道の駅 うとろ・シリエトク・・・13:02~14:02
「道の駅 うとろ・シリエトク」は、世界自然遺産・知床の玄関口、知床番屋をイメージした道の駅です。売店が入っているので、ここでお土産を買うのもおすすめ。
また、地元食材にこだわった料理を提供するレストランがあるので、お昼ごはんを食べるのにちょうどよいでしょう。海鮮丼はもちろんのこと、温かいそばやカレーなども食べられます。
住所 | 〒099-4354 北海道斜里郡斜里町ウトロ西186-8 |
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電話番号 | 0152-22-2125(知床斜里町観光協会) |
駐車場 | あり(無料) |
↓ 車で約6分
【5】プユニ岬展望台・・・14:02~14:25
「プユニ岬」は北海道の知床半島にある観光スポットのひとつであり、世界遺産にも登録されている岬として有名です。オホーツクの美しい海岸線やウトロ港を一望することができます。
知床五湖に行く途中に位置しており、美しい夕陽に加え、冬の時期にはオホーツクの流氷を観ることが可能です。
住所 | 〒099-4356 北海道斜里郡斜里町遠音別村 |
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電話番号 | 0152-22-2125(知床斜里町観光協会) |
駐車場 | なし |
↓ 車で約45分(※雪の降らない時期のみ)
【6】クジラの見える丘公園・・・15:10~15:40
「クジラの見える丘公園」は、その名のとおり地上からクジラを観察できる丘の上の公園です。公園内にある展望デッキから沖合を眺めていると、海面に息継ぎをしに浮かんでくるクジラの様子を観察できます。
ただし、プユニ岬展望台から車で45分ほどで行けるのは雪の降っていない時期のみ。例年11月から4月下旬までは国道334号線が通行止めになってしまい、2時間以上の時間をかけて遠回りして行かなければならないので注意が必要です。
住所 | 〒086-1816 北海道目梨郡羅臼町共栄町 |
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電話番号 | 0153-87-2126(羅臼町役場産業創生課) |
駐車場 | あり(無料) |
↓ 車で約90分
【7】斜里町のホテルに宿泊・・・17:10~
ひととおり斜里町や知床、羅臼を回ったら斜里町内にあるホテルに宿泊しましょう。JR知床斜里駅周辺にホテルがたくさん立地しているので、泊まってみたいホテルを事前に調べて予約しておくのがおすすめ。
ホテルのおいしいごはんや温泉でゆっくりと旅の疲れを癒し、身体を休めましょう。そして二日目の観光に備えてくださいね。
二日目
【8】斜里町のホテルを出発・・・10:00
ホテルをチェックアウトしたら、二日目の観光がスタート。飛行機で帰る時間も考えなければならないのであまり多く回ることは難しいので行きたいところを絞って訪れるようにしましょう。
↓ 車で約50分
【9】博物館 網走監獄・・・10:50~12:50
「博物館 網走監獄」は、北海道網走市にある日本で唯一の刑務所をテーマにした博物館です。かつて網走刑務所で実際に使われていた建造物を移築・復元し、たくさんの歴史的建造物が保存展示されています。
かなりの広さなので、見学時間は1時間半から2時間程度の時間を確保しておくのがおすすめ。施設内には、現代の網走刑務所の収容者が食べている監獄食を食べられるところもあるので、見学がてらお昼ごはんを済ませるのもよさそうです。
住所 | 〒099-2421 北海道網走市字呼人1-1 |
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電話番号 | 0152-45-2411 |
駐車場 | あり(無料) |
↓ 車で約30分
【10】ひがしもこと乳酪館・・・13:20~14:20
「ひがしもこと乳酪館」は、網走郡大空町にあるチーズの製造工程を見学できる施設です。さらに、歴史あるチーズ造りや雑学をジオラマや映像で学ぶこともできます。
館内にはチーズや特産品を試食・販売するコーナーもあるので、お土産にチーズを買うのもおすすめ。また、東藻琴で搾乳された良質な牛乳を使用したソフトクリームやアイスクリームも人気なので、デザートがてら食べてみてはいかがでしょうか。
住所 | 〒099-3233 北海道網走郡大空町東藻琴409番地の1 |
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電話番号 | 0152-66-3953 |
駐車場 | あり(無料) |
↓ 車で約30分
【11】女満別空港・・・14:50~
飛行機の出発時刻にもよりますが、お土産を買う時間や搭乗手続きをする時間を考えても15時くらいまでには空港に着いていたほうが安心でしょう。
一泊二日でもいろいろな観光スポットを回れますが、行ける距離に限りがあるのであらかじめ行きたいところをピックアップして旅行を計画したほうがよいかもしれませんね。
根室方面を1泊2日で回る!定番モデルコースを紹介
続いては、根室方面の1泊2日で回る定番モデルコースを紹介します。
一日目
【1】根室中標津空港・・・10:00
「根室中標津空港」は、標津郡中標津町にある空港です。根室から一番近い空港なので、根室方面の観光をするならこの空港の利用がおすすめ。
根室方面を観光する場合も、バスなどの利用ではなくレンタカーを使うとよいでしょう。車であれば、行きたいところへ自由に動き回ることができます。
↓ 車で約50分
【2】風蓮湖・・・10:50~11:50
「風連湖」は、北海道の根室市と別海町にまたがる湖です。野付風蓮道立自然公園の中にあり、広大な森林や湿地、砂丘などバラエティに富んだ自然が広がっているという特徴があります。
ハクチョウの飛来地としても有名ですが、ほかにもタンチョウやオオワシ、オジロワシを含む約300種類の野鳥を観察することができます。
住所 | 〒086-0073 北海道根室市酪陽 |
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電話番号 | 0153-24-3104(根室市観光協会) |
駐車場 | あり(無料) |
↓ 車で約25分
【3】ポークチャップの店 ロマン・・・12:15~13:15
風連湖の景色を楽しんだあとは、少し戻って別海町のレストラン「ポークチャップの店 ロマン」で腹ごしらえをしてはいかがでしょうか。その名のとおり、別海町名物のポークチャップを提供しているレストランで、全国から多くの人が食べに訪れるほど人気があります。
超厚切りの国産豚肉の生ロースをこんがりと焼き上げ、特製のケチャップソースをかけた一品で食べ応えは抜群です。焼き時間が長いため、あらかじめ焼いておくという予約もできるので行ける時間に合わせて予約をしておくのがおすすめ。
住所 | 〒086-0212 北海道野付郡別海町別海鶴舞町120-3 |
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電話番号 | 0153-75-2458 |
駐車場 | あり(無料) |
↓ 車で約55分
【4】花咲港・車石・・・14:10~15:10
「花咲港・車石」は、花咲港にある花咲灯台のすぐ下にある放射状節理構造の玄武岩です。車輪を想わせる形をした奇岩で、その大きさは直径6mにも及び、世界的にも珍しいことから国の天然記念物に指定されています。
TVアニメ・ゴールデンカムイのワンシーンで登場したことでも話題を呼び、今や聖地巡礼に訪れにくる人も多いようです。
住所 | 〒087-0032 北海道根室市花咲港 |
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電話番号 | 0153-24-3104(根室市観光協会) |
駐車場 | あり(無料) |
↓ 車で約15分
【5】根室駅前カニ市場・・・15:25~16:00
「根室駅前カニ市場」は、根室駅前に軒を連ねる数軒のカニ販売店のことです。朝に仕入れたカニをすぐに茹で上げ、販売しています。
地方発送にも対応しているので、自分へのお土産として買うのもおすすめ。鮮度抜群のカニを自宅でも楽しむことができますよ。
住所 | 〒087-0028 北海道根室市大正町 |
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電話番号 | 0153-24-3104(根室市観光協会) |
駐車場 | なし |
↓ 車で約5分
【6】根室市のホテルに宿泊・・・16:05~
別海や根室を回ったら、根室市内にあるホテルに宿泊しましょう。JR根室駅周辺には数件のホテルが立地しているので、泊まってみたいホテルを事前に調べて予約しておくとよいでしょう。
ホテルのおいしいごはんや温泉でゆっくりと旅の疲れを癒し、身体を休めるのもおすすめですが、駅周辺には飲み屋街もあるので、ふらっと飲みに行くのもいいかもしれませんね。とはいえ、翌日の観光のためにも飲みすぎには注意するようにしましょう。
二日目
【8】根室市のホテルを一旦外出・・・03:00~
早朝に起きて、根室市のホテルから一旦外出しましょう。その理由は、納沙布岬の日の出を観に行くため。根室の日の出は、6月だと3時30分すぎなので間に合うようにホテルを外出しましょう。
↓ 車で約30分
【9】納沙布岬・・・03:30~04:00
「納沙布岬」は、北海道で一番早く日の出を観ることができるスポットです。「朝日にいちばん近い街」として有名な根室の先端に位置しており、毎年元旦には初日の出を見るために全国から多くの観光客が訪れます。
日の出の時間は訪れる時期によって異なりますが、6月だと3時30分すぎ、7月だと4時頃だそう。日の出に間に合うようにホテルを出て、岬に向かうようにしましょう。
住所 | 〒087-0165 北海道根室市納沙布33-2 |
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電話番号 | 0153-24-3104(根室市観光協会) |
駐車場 | あり(無料) |
↓ 車で約30分
【10】ホテルに戻り、チェックアウトまで滞在・・・04:30~09:30
納沙布岬で日の出を見終わったら、一旦ホテルに戻ります。朝食やチェックアウトをする時間まで余裕があるので、仮眠を取るのもよさそうです。自分の好きな過ごし方で、チェックアウトの時間を待ちましょう。
↓ 車で約60分
【11】浜中町・・・10:30~12:00
根室市内のホテルを出たら、「浜中町」に向かいます。実はこの浜中町、TVアニメ・ルパン三世の原作者であるモンキー・パンチ氏の生まれ故郷として有名です。そのため、町中のいたるところにルパン三世にちなんだスポットが点在しています。
市街地には登場キャラクターたちの仮想店舗があるほか、JR北海道の茶内駅・浜中駅・姉別駅という3つの駅舎では等身大のパネルや巨大ポスターなどが飾ってあるそうです。そのため、ドライブがてら町内を回ってみるのもおすすめです。
住所 | 〒088-1592 北海道厚岸郡浜中町湯沸445番地(浜中町役場) |
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電話番号 | 0153-62-2111(浜中町役場) |
駐車場 | 施設による |
↓ 車で約25分(※JR浜中駅からの場合)
【12】寿司ひらの・・・12:25~13:25
「寿司ひらの」は、北海道霧多布の新鮮な味をリーズナブルに楽しめる寿司屋です。釧路の市場を経由せずに、地元仲買さんから毎日新鮮なネタを仕入れているため、安いながらもおいしいお寿司を食べることができます。
どの料理もおいしいですが、特に人気なのは旬の海鮮ものなのだそう。その時期にしか味わえない海鮮を食べたいなら、ぜひ訪れてみてくださいね。
住所 | 〒088-1512 北海道厚岸郡浜中町霧多布東2条2丁目29 |
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電話番号 | 0153-62-2002 |
駐車場 | あり(無料) |
↓ 車で約3分
【13】モンキー・パンチ・コレクション・・・13:28~14:28
「モンキー・パンチ・コレクション」は、浜中町総合文化センター内にある原作者モンキー・パンチ氏の作品世界を紹介するコレクション施設です。原作者の仕事部屋を再現したり、多数のイラスト、等身大フィギュアなどが展示されていたりします。
ルパン三世の愛車であるFIAT500チンクエチェントの実車も展示されているなど、ルパンファンはもちろんのことファンでなくとも楽しめる展示が満載です。
住所 | 〒088-1592 北海道厚岸郡浜中町湯沸445番地 |
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電話番号 | 0153-62-2111(浜中町役場) |
駐車場 | あり(無料) |
↓ 車で約70分
【14】根室中標津空港・・・15:38~
飛行機の出発時刻にもよりますが、夕方の便で帰る場合は15時半すぎくらいまでには空港に着いておくようにしましょう。
もっと早い便で帰る場合は1箇所の滞在時間を短めに設定すれば、問題なく回れるはずです。いずれにしても帰る時間に限りがあるので、あらかじめ行きたいところを決めておいた上で旅行を計画することが大切です。
もう1日時間がある場合どこに行くべき?観光スポットを紹介
羅臼方面・根室方面を2泊3日で回る場合は、1泊よりも1日時間に余裕があるのでより多くの場所に訪れることができるでしょう。
そこでここでは、もう1日時間に余裕があるときに訪れるのにおすすめの観光スポットを羅臼方面と根室方面でそれぞれご紹介していきます。
前述した1泊2日で回るモデルコースのプランにこれから紹介するスポットを加えることで、さらに充実した道東観光が楽しめるでしょう。
羅臼方面
- カムイワッカ湯の滝(斜里町)
- 知床峠(羅臼町と斜里町の町境)
- 羅臼国後展望塔(羅臼町)
- 北海道立北方民族博物館(網走市)
- オホーツク流氷館(網走市)
- オホーツクシマリス公園(網走市)
羅臼方面は斜里町や羅臼町、網走市を中心に自然や動物に触れ合えたり、博物館などの歴史を学べたりする観光スポットが多いです。そのため、羅臼方面の観光はとにかく自然を体感したり、歴史を学んだりする旅行にするといいかもしれませんね。
根室方面
- 温根沼(根室市)
- 道の駅 厚岸味覚ターミナル コンキリエ(厚岸町)
- 森高牧場(厚岸町)
- 開陽台(中標津町)
- ラ・レトリなかしべつ(中標津町)
根室方面は牧場が多いのでソフトクリームやアイスクリーム、ヨーグルトなどの乳製品を食べられるところが各地に点在しています。そのため、旅行中に新鮮な牛乳を使って作られたアイスやヨーグルトを食べたい人にとってはもってこいの観光となるでしょう。
道東観光の魅力
道東エリアは、北海道の中でも手付かずの大自然が特に多い環境です。そのため、道東に観光に訪れることで数多くの自然に触れられるほか、さまざまな動物に会える可能性があります。
また、道東はオホーツク海に面している地域が多いため、冬の寒い時期に訪れると流氷を観ることも可能です。道東に観光に訪れて、豊かな自然に育まれた四季折々の景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は道東観光を満喫できるモデルコースとして、羅臼方面と根室方面の1泊2日のコースをそれぞれご紹介しました。1泊2日でも十分いろいろな観光スポットを回ることができますが、もっと道東を堪能したい場合は2泊以上の日程の旅行を計画するとよいでしょう。
なお、道東は羅臼方面と根室方面以外にも、北見市や帯広市、釧路市などたくさんの魅力的な市町村があります。それぞれの地域でさまざまな楽しみ方ができるので、楽しみたい内容に合わせて旅行先を選んでみるとよいでしょう。
もし北見方面への観光をお考えの場合は、北見市の津村製麺所直売店「TumuLab(ツムラボ)」にお立ち寄りください。ランチで茹でたての生ひやむぎを食べられるほか、北見名物「オホーツク北見塩やきそば」などをお土産に買うことができますよ。
TumuLabを見てみる店舗HP | TumuLab |
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住所 | 〒099-1587 北海道北見市豊地26-26 ※北見駅から車で約15分 |
営業時間 | 【水・木・金】 麺の販売 10:00~18:00/お食事 11:00〜15:00(ラストオーダー15:00) 【第1・第3土】 麺の販売 10:00~16:00/お食事 11:00~15:00(ラストオーダー15:00) ※水木金土が祝日の場合も営業します |
駐車場 | あり |