ひやむぎに合う「天ぷら」は何があるの?作り方までプロが紹介

麺類のお供といえば、てんぷらですよね。

てんぷら油との食べ合わせはもちろんですが、栄養面でも魚・肉・野菜はひやむぎだけでは足りない栄養素も補ってくれ相性の良いおかず。

津村製麺所でもTUMUGU Laboというコミュニケーションスペースを併設しており、弊社の製麺したてのひやむぎを天ぷらと一緒に提供しています。

人気のセットは子どもにも人気のある、とり天です。

しかし、ひやむぎに合う天ぷらはとり天だけではありません。もっとたくさんあります!

そこで、生ひやむぎを看板商品に持つ創業70年以上の老舗津村製麺所が、ひやむぎに合う「天ぷら」は何があるのかをご紹介します。

麺のおかずの参考にしてみてくださいね。麺に天ぷらがあるだけで食卓が鮮やかになりますよ。

【海鮮・お肉】ひやむぎに合う天ぷら

【海鮮・お肉】ひやむぎに合う天ぷら

お店で出てくる天ぷらは、メインとなる海鮮・お肉と野菜がセットで出てくることが多いです。しかし、美味しいひやむぎなら、メインの天ぷら1種類のみでも満足感が出ます。

ひやむぎに合う天ぷらの主役は海鮮なら、エビ・サクラエビ・イカ・カキ・かまぼこ。お肉なら鶏肉です。

ひやむぎはタレ・汁と一緒に食べる料理です。

つけ麺・ぶっかけ・あんかけなど様々な調理方法がありますが、どれも味がしっかりとしたタレ・汁と一緒に食べることが前提となっています。そのため、タレ・汁に負けない味・旨味を秘めた海鮮やお肉との相性抜群。

ひやむぎのコシ・のど越しとはまた異なった食感がたまらない組み合わせです。

鶏肉のもっちりとしたお肉の食感・旨味とサクサクとした天ぷらの衣を出汁のきいた汁で流し、別食感の小麦が香るひやむぎをすする一連の動作が止まらない一品。

メインの海鮮・鶏肉は、ひやむぎをさらに美味しくする天ぷらです。

【野菜】ひやむぎに合う天ぷら

【野菜】ひやむぎに合う天ぷら

天ぷらの良いところは、子どもがいつもは食べない野菜まで食べてくれる所です。

もともと甘味の強い野菜はさらに甘く。固い野菜はホクホクとした食べやすい食感になるため、大人になっても天ぷらは変わらずに美味しく食べられます。

野菜であれば、天ぷらの材料として使える物ばかりですが、ひやむぎと相性がいい野菜をピックアップしました。

かぼちゃ・なす・にんじん・たまねぎ・ピーマン・しいたけ・レンコン・ながいも・グリーンアスパラ・トウモロコシ・オクラ・ごぼう

選んだポイントは、油を吸いやすい野菜である点、甘味が強い野菜である点、熱を通すことで食感が変わる点。

ひやむぎは、小麦と水と塩が主な原材料の麺のため味がたんぱくです。そのため、優しい甘さ・苦みが楽しめる野菜が、ひやむぎにピッタリ。

また、そうめんよりも太くうどんよりも細い形状のため、根菜ならではの歯ごたえたっぷりの食感や水分が多い新鮮野菜のシャキシャキ食感との相性も抜群です。

天ぷらにするには材料が合わない時は「かき揚げに」

天ぷらにするには材料が合わない時は「かき揚げに」

野菜を一つ一つ揚げるのが面倒な場合は、かき揚げにしてしまいましょう。

ちょっとしか余っていない野菜を混ぜ合わせるだけでも栄養はもちろん食べ応え抜群のおかずになります。

繊細なてんぷらよりも、ちょっとあげすぎるくらいでも美味しくなるかきあげも、ひやむぎとの相性抜群。

ひやむぎのタレがかきあげに染み込んで、食感の異なるひやむぎとかきあげのコントラストが楽しめます。ポイントは、香草など香り高い野菜を少しでも追加できると味変にもなりますね。

【香草】ひやむぎに合う天ぷら

【香草】ひやむぎに合う天ぷら

天ぷらは同じ油で揚げているため、旨味成分が薄い物や似たような味わいの野菜ばかりを用意してしまうと、飽きてしまいがち。しかし、1種類だけ香草に置き換えてみると、飽きずに食べられます。

香草とは、香りの強い野菜のこと。ハーブはもちろんですが、大葉や三つ葉も香草の一種です。

ひやむぎとの相性の良い香草はこちら。

大葉(青じそ)・しそ・三つ葉・ルッコラ

ひやむぎの特徴は淡白な味です。味が淡白のため小麦の香りを強く感じられる点が魅力的ですが、インパクトのある味が欲しくなりますよね。苦み・辛味が強い香草は薬味代わりにもなります。

ぜひ、天ぷらを作るなら香草を1種類は追加してみましょう。ひやむぎの味変要員として最適です。

【季節別】ひやむぎに合う天ぷら

【季節別】ひやむぎに合う天ぷら

天ぷらは手間がかかるおかずです。どうせ作るなら、豪勢にしたいですよね。天ぷらを豪勢に仕上げるポイントは、香草を加えた季節の野菜を揃えることです。

当然ですが、野菜には旬があります。季節ごとに旬の野菜を揃えることで旨味がアップ!ひやむぎが美味しく食べられる天ぷらに仕上がります。

春夏秋冬で、おすすめの天ぷら用野菜をご紹介。ぜひ参考にしてみてください。

  • 春:アスパラ・たまべぎ・ごぼう・三つ葉・青じそ
  • 夏:ナス・ピーマン・トウモロコシ・オクラ・大葉
  • 秋:かぼちゃ・ナス・にんじん・しいたけ・三つ葉
  • 冬:ナガイモ・レンコン・ニンジン・春菊・ルッコラ

旬の野菜以外にも、季節の魚や、お肉・かまぼこなどを加えるのもいいですね。たんぱく質が豊富に摂れるメインの具材を追加すると栄養の方よりも少なくなります。

ひやむぎに合う天ぷらの作り方

ひやむぎに合う天ぷらの作り方

天ぷらは衣が薄い方が麺に合います。衣が薄い方が油が少なく済むため、さっぱり飽きずに食べられるためです。

ひやむぎに合う衣の薄い天ぷらの揚げ方をご紹介します。もちろん、ひやむぎに限らず他の麺にもピッタリです!

天ぷらに必要な材料
  • 薄力粉 100g
  • 冷水 200ml
  • 溶き卵 1/2個
  • 打ち粉用の薄力粉 適量
  • 油 適量(揚げ鍋3cmほどの高さ分を用意)
天ぷらの作り方
  1. 溶き卵と冷水を、泡が出るまで混ぜ合わせる。
  2. 薄力粉に1を混ぜ、だまが少し残る程度まで混ぜ合わせる。
  3. 揚げる材料すべてに打ち粉をする。
  4. 油を170℃まで熱する。
  5. 揚げたい材料を2にくぐらせる。
  6. 170℃の油で、野菜・魚介・お肉の順で揚げていく。
  7. 余分な天かすが出れば、とる。

揚げる時間は材料によりますが、厚さがなかったり油の通りがいい野菜は30〜50秒程度で十分火が通ります。

カボチャやレンコンなどの根菜は、2〜3分程度揚げるとホクホクとした天ぷらに。

エビなどの海鮮も2〜3分程度、とり肉などは3〜4分は揚げ時間が必要です。お肉を二度揚げする際は、一度油から出した後、30秒程度追加で必要になります。

揚げ時間まとめ
  • 葉野菜:30〜50秒
  • 根菜:2〜3分
  • 海鮮:2〜3分
  • 鶏肉:3〜4分。二度揚げ時は30秒程度

ひやむぎにもこだわりたい方におすすめの記事はこちら。

天ぷらにもう1品プラスしたい時の副菜

まとめ

ひやむぎに合う天ぷらを、製麺所がご紹介しました。ひやむぎに合う天ぷらの材料・天ぷらの作り方を参考に、美味しい天ぷらを作ってみてください。

天ぷらだけだと油っこく感じてしまう方には、別の副菜を一品追加してみてはいかがでしょうか。

ひやむぎを美味しく食べるのは、味変も必要です。薬味だけでも用意するとまた違った美味しさが楽しめます。

私達、津村製麺所では様々な生麺の製麺を取り扱っています。ラーメン・うどん・パスタ・そば・焼きそば、もちろん、生ひやむぎも。

まとめ

四国の香川出身の初代から受け継がれた麺のコシと、津村製麺所が工場を構える北海道オホーツクの香り高い小麦。麺づくりに必要な、小麦・塩・水・麺つゆ、すべてにこだわった製麺を続け、津村製麺所は創業70年を超え、地元に愛される製麺所になりました。

2015年にはミラノ国際博覧会にも出品し、様々なメディアに取り上げられることに。普段使いにもおすすめできる津村製麺所の生麺をご家庭でもお楽しめ頂けるように、オンラインショップのご用意があります。

北海道北見市に足をお運びいただく機会がございましたら、津村製麺所に併設されたTUMUGU Labo(つむぐラボ)で津村製麺所の麺を使用した麺料理が味わえます。だし・食材にこだわった料理をご賞味ください。

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