スーパーなどで「生そば」という言葉を目にする機会はありますが、「生蕎麦」という表記もあったり、乾そばとの違いもよくわからなかったり…という経験はありませんか?いったい何が違うんだろう?と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
実は、「生そば」と「生蕎麦」は、厳密には意味が異なります。それぞれの特徴を知ることで、そば選びがもっと楽しく、美味しくなりますよ。
ただ、それぞれの違いをよく理解しないままそばを選んでいると、せっかく買ったそばの風味や食感を十分に楽しめなかったり、期待していたものと違っていたり…という残念な経験をしてしまうかもしれません。せっかく食べるなら、そば本来の美味しさを最大限に味わいたいですよね。
そこで今回は創業70年以上を誇る北海道北見市の製麺所・津村製麺所が、生そばに関する基本知識を徹底解説します!
この記事を読むことで、あなたは「生そば」に関する疑問を解消し、自信を持ってそばを選べるようになります。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
生そばってどんなそば?
「生そば」とは、茹でる前のそば麺、つまり乾燥させていない状態のそばを指します。
乾麺と比較して水分を多く含んでいるのが特徴です。この表記は、昭和50年代頃からスーパーなどで生そばが広く流通するようになったことで一般的に使われるようになったと言われています。
今では「生蕎麦(きそば)」よりも、こちらの「生そば(なまそば)」という表記の方が馴染み深いかもしれません。
生そばは、そば本来の風味や香りが豊かであることが最大の魅力です。そのため、ざるそばのように、そばそのものの味をシンプルに楽しむ食べ方に最適です。
また、生そばは乾麺に比べて茹で時間が短いという利点があります。しかし、水分を多く含んでいる分、茹ですぎると麺がのびやすく、食感が損なわれてしまうため、茹で加減には注意が必要です。
さらに、乾麺と異なり、カビや雑菌が繁殖しやすいため、保存期間は短く、冷蔵保存が必須となります。購入後はできるだけ早く食べるようにしましょう。
生蕎麦との違い
「生蕎麦(きそば)」は、つなぎとして小麦粉などの穀物を一切使用せず、そば粉のみで作られた蕎麦、つまり「十割そば」のことを指します。
現代では厳密な十割そばに限らず、そば粉の割合が高い蕎麦、例えば二八そば(そば粉8割、小麦粉2割)なども「生蕎麦」と呼ばれる場合もあります。
生蕎麦、生そば以外にも、生そばの風味を保ちつつ常温保存が可能な半生そばや日持ちがする乾そばのようにそばには様々な種類があります。
生そばの美味しい食べ方レシピ
今回は生そばを美味しく食べたいあなたに向けて、レシピを3つ紹介します。
【アレンジ】肉味噌そば
※写真はイメージです
ピリ辛肉味噌と、しいたけの旨味がじゅわっと広がる、やみつき必至の肉味噌そばです。風味豊かな肉味噌にお好みの野菜を追加して作るとバリエーションも広がりますよ。
材料(1人前)
- そば(1束)
- 豚ひき肉(100g)
- しいたけ(2個)
- ごま油(小さじ1)
- 水溶き片栗粉(大さじ1)
- 小ねぎ(適量)
味噌だれ
- 水(150ml)
- 料理酒(大さじ1)
- 甜麺醤(テンメンジャン)(大さじ1)
- みそ(小さじ1)
- 豆板醤(小さじ1)
- すりおろし生姜(小さじ1/2)
作り方
- そばをパッケージの表示時間通りに茹でます。茹であがったら水気を切ります。
- 小ねぎを小口切り、しいたけを粗みじん切りにします。
- フライパンにごま油を入れて、豚ひき肉を入れて炒めます。
- 豚ひき肉の色が変わったら、しいたけを入れて中火で炒めます。
- 味噌だれの材料を入れて、豚ひき肉に火が通るまで煮込みます。
- 味噌だれの汁気が半分程度になったら、弱火にして水溶き片栗粉を回し入れ、とろみがついたら肉味噌の完成です。
- 器にそばを盛り付け、肉味噌をかけ、小ねぎを散らせば完成です。
※お好みに合わせて味付けは変えてください。
【温かい】山菜そば
※写真はイメージです
たっぷりの山菜が、彩りを添え、見た目も華やかなレシピです。
山菜の独特な風味と香りが、そばの美味しさを引き立て、春の訪れを感じさせます。お好みの具材を加えて、自分だけのオリジナル山菜そばを作るのもおすすめですよ。
材料(1人前)
- そば(1束)
- 山菜の水煮(50g)
- 水(300ml)
- めんつゆ2倍濃縮(100ml)
- 長ねぎ(1/4本)
作り方
- そばをパッケージの表示時間通りに茹でます。茹であがったら水気を切ります。
- 山菜の水煮は水気を切っておきます。
- 長ねぎは小口切りにします。
- 鍋に水とめんつゆを入れて山菜の水菜を加えます。
- ひと煮立ちしたら器に盛り付けます。
- 仕上げに長ねぎを乗せたら完成です。
※お好みに合わせて味付けは変えてください。
【冷たい】梅おろしそば
※写真はイメージです
梅の爽やかさと大根おろしがそばの風味を引き立てる夏の定番レシピです。お好みでわさびと一緒に食べるとさらに美味しくなりますよ!
材料(2人前)
- そば(2束)
- 大根(100g)
- 梅干し(2個)
- 長ねぎ(1/3本)
- めんつゆ3倍濃縮(80cc)
- 水(300cc)
作り方
- そばをパッケージの表示時間通りに茹でます。茹であがったら水気を切ります。
- 長ねぎを小口切りにします。
- 梅干しを種を取り除き、粗くたたきます。
- 大根をすりおろして水気を軽くしぼります。
- ボウルに大根おろしと梅干しを入れて混ぜます。
- 別のボウルにめんつゆと水を入れて混ぜ、つゆを作ります。
- 器にそばを盛り付けて梅おろしと長ねぎを乗せ、めんつゆをかければ完成です。
※お好みに合わせて味付けは変えてください。
まとめ
今回は、生そばに関する基本知識と様々な種類のそばを紹介しました。そばレシピもぜひ参考にしてみてくださいね。
津村製麺所の生そばは、北海道産のそば粉「キタワセ」と超強力小麦粉「ゆめちから」を使用しています。粗挽きそば粉も使用しているので、そばの風味もより一層感じられてそば湯まで美味しく召し上がることができます。
生そばはこちら生そばの他にも12月20日に新発売された、津村製麺所で初の乾そば縁-ゆかり-もおすすめです。
以前からリクエストの多かった乾麺のそばです。構想から数年かかり、ようやく販売できました!常温で賞味期限はなんと300日です。食べたいときに食べられる便利なそばです。
ぜひこの機会に購入してみてはいかがでしょうか。
乾そば 縁-ゆかり-はこちらそして、「生そば」を含め、人気ナンバー1の「生ひやむぎ」に「生うどん」「生そうめん」など津村製麺所の魅力が詰まったアソートギフトもオンラインショップにて販売中です。ぜひ、他の麺も楽しんでみてください。
津村製麺所アソートギフトはこちら津村製麺所では、主原料を北海道産小麦に厳選した素材選びと、創業75年の歴史を持つ伝統の製法にこだわり製品づくりを行っています。
オンラインショップなら、専門店・伝統の味を手軽に購入し、自宅でそのまま味わうことができますよ。ぜひお立ち寄りください。